東急建設(東京都渋谷区)と東急リニューアル(東京都渋谷区)は、廃棄物を再資源化したセラミックスパネルを活用した「リサイクル屋上緑化システム」を共同開発した。
「リサイクル屋上緑化システム」は、東急リニューアルですでに販売している屋上緑化システム「クラピア屋上緑化」の基盤にリサイクル材を活用することで、廃棄物削減を実現する緑化システム。
一般的な屋上緑化システムでは、植栽基盤の保水排水層としてプラスチック系の材料が用いられるが、同システムでは、保水排水層に廃棄物として処分されていた余剰バイオマスケイクをリサイクルしたセラミックスパネルを活用。このセラミックスパネルは、内部に細かい空洞があるため高い保水性があり、植栽の保水基盤としても最適で、利用後は土に戻すこともできる。
東急建設グループは、「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」を長期経営計画の戦略の軸に据えている。同システムは、「脱炭素」「廃棄物ゼロ」に向けたソリューションのひとつとなるとしている。
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