アイホン(名古屋市)とPacPort(東京都千代田区)は3月28日、両社が共同開発した「荷物認証宅配システム」が、ヤマト運輸(東京都中央区)が開発した複数のデジタルキーを一括管理できるシステム「マルチデジタルキープラットフォーム」と連携したと発表した。
「荷物認証宅配システム」は、宅配業者がエントランスのインターホンを操作することで集合住宅のオートロックを解錠、入館を可能にするシステム。今回の連携により、オートロック付きエントランスを有する集合住宅で、ヤマト運輸提供のEC専用配送商品「EAZY(イージー)」の置き配が可能となる。
「EAZY」は非対面をはじめ、さまざまな受け取り方法に対応したEC事業者向けの専用配送商品。今回、オートロック付き集合住宅のエントランスを解錠できる機能を追加し、事前に入居者が承諾した場合に玄関前などへの置き配を開始する。開始時は、東京都練馬区と豊島区・板橋区の一部のオートロック付きマンションを対象とし、順次エリアを拡大する。
両社は「荷物認証宅配システム」の運用を9月中に開始予定で、複数のエントランスを有する集合住宅の「置き配」にも対応するとしている。
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