ダイキン工業(大阪市)は、米国子会社であるGoodman社の社名を、4月1日付で「Daikin Comfort Technologies North America, Inc.」に変更すると発表した。
近年の世界的なカーボンニュートラルの潮流を受け、北米においても環境に対する関心が加速度的に高まっていることから、同地域における環境先進企業としてのコーポレートブランドの確立をめざし、環境技術で世界の空調市場をリードするDaikinを冠した社名への変更を決定。Daikin Comfort Technologies North America社では、環境対応の促進を目的とした専任組織も新設し、低温暖化冷媒 HFC32(R32) や、インバータやヒートポンプなどの環境技術を採用した空調製品のさらなる普及を目指す。
また、これまでGoodman社においては、Daikin・Goodmanの各ブランド事業を別々の組織にて運営していたが、今回の社名変更と併せて、それぞれのブランドの事業組織も統合。なお、社名・組織変更後もGoodmanの他、Amana、Quietflexなどの製品ブランドは存続する。
ダイキン工業は2012年、世界最大の空調市場である北米における事業拡大を目的に、米国住宅用空調のリーディングメーカーであるGoodman社を買収。2017年には、Goodman社が米国内に保有していた4工場と、本社、物流拠点を統合し、テキサス州ヒューストン近郊にダイキングループ最大規模の工場「Daikin Texas Technology Park」を設立。北米における空調事業のさらなる拡大を図ってきた。現在、北米におけるGoodman社空調事業の売上高は買収時の2倍以上となり、160カ国以上で事業展開をするダイキングループにおいて最大となっている。
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