カナディアン・ソーラー(カナダ・オンタリオ州)は3月23日、住宅用および商業用・産業用の屋根設置型太陽光発電システム向けの新しい54セル太陽電池モジュールの量産を開始したと発表した。
HiKu6シリーズ(超高出力単結晶シリコンPERCモジュール)で182mmセルを使用した最新モデル「CS6R-MS」モジュールは、最大出力420W、最大変換効率21.5%を実現。従来の同様設計のPERCモジュールと比較して、出力は5~10W、変換効率は約0.5%向上した。小型(1.95m2×30mm)で軽量(21.3kg)かつ均質な外観でデザイン性に優れており、屋根設置型太陽光発電システムに適しているという。電流値14A未満で、汎用的な産業用太陽光発電パワーコンディショナと接続可能。住宅用屋根設置型太陽光発電システム向けに、25年間の製品出力保証を提供する。
同社は、同製品によって技術的なリーダーシップをさらに確固たるものとし、屋根設置型太陽光発電システムにおける同社の市場シェア拡大を図るとしている。
4月には、ヘテロ接合(HJT)セルを使用した最大変換効率22.5%、最大出力440WのCS6Rモジュールを納入開始予定。
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