厚生労働省は3月18日、「建設アスベスト給付金法」に基づく給付金を初めて請求者に支給したと発表した。申請のあった86件すべてについて、同日給付金の支給手続を行った。
この86件は、2月25日の認定審査会の答申を踏まえて、3月2日に厚生労働大臣の認定決定を行っていた。
給付金の対象者は、1972年10月1日~1975年9月30日に石綿の吹付作業に係る建設業務、または1975年10月1日~2004年9月30日に一定の屋内作業場で行われた作業に係る建設業務に従事することにより、中皮腫、肺がんなどの石綿関連疾病にかかった労働者や一人親方・中小事業主(家族従事者等を含む)。支給額は病態の区分に応じて一人当たり最高1300万円を支給する。
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