床や壁に古材使用のバイクショップオープン　設計はリビセン

トーキョーバイク（東京都江東区）は、東京都台東区谷中に「tokyobike 谷中 Soil」をリニューアルオープンした。同社の本社として使ってきた場所を、建築建材のリサイクルショップであるReBuilding Center JAPAN（長野県諏訪市）の設計によって生まれ変わらせた。

「tokyobike 谷中 Soil」は、”長く使うを大切にする”をテーマにしたコンセプトショップ。廃棄物の削減や資源の循環に取り組みながら、自転車（トーキョーバイク）を中心としたモノを長く・楽しく使うためにできることを、顧客と一緒に考えていく。

天井や床、壁には使われなくなった家々から引き取った古材を使用。自転車を保管するストレージの扉には、同社と繋がりの深いコーヒーショップで使われていたコーヒー豆の麻袋を活用している。店舗づくりの段階から、「一度は役割を終えたものが、新しい役割をもって誰かの必要なものになる」ことを考えたという。

新店舗では、直営店で提供している新車販売や修理メンテナンスだけでなく、ユーザーから引き取った自転車を整備・塗装し、新たな価値を持つ自転車に再生させて販売することも始める。また、自転車の洗車サービス「バイク銭湯」、自転車パーツや雑貨のアップサイクルマーケット「SoilのYard Sale」の定期開催なども予定している。