新建ハウジング最新3月20日号のトップ記事は、工務店・住宅業界の次世代を担う人材を追う「ネクストジェネレーション×伝統構法」特集です。
1902年創業の東原建築工房(三重県志摩市)の5代目、26歳の大工・東原大地さんは、4代目で代表の父・達也さん(57歳)とともに、筋交い・合板を使わずに貫を用いた手刻みの木組みや石場建て、土壁といった伝統構法による家づくりに取り組んでいます。
同市内で 2020年に、初めて棟梁を務め、施主やその家族、友人、地域の人たちと一緒につくり上げた「いかだ丸太の家」(設計:エムサンク_アーキテクト一級建築士事務所)は、中部建築賞協議会が開催した第53回中部建築賞で、入賞(住宅部門)を果たしました。
「地域の素材を使って地域の人たちを巻き込んでつくる地産地消の伝統的な家づくりが消えていってしまうのはもったいない」と話す大地さん。「自分自身も楽しみながら(新築では) 木組み、石場建て、土壁の家づくりにこだわっていきたい」と先を見据えます。
6面の連載「一寸先は闇!トラブル防げ!工務店ケーススタディ」では、補修やメンテナンスに関わる事例を紹介します。新築後3年経って、ガルバリウム鋼板の外側に補修の跡が浮き上がってきたのを発見した施主は「傷をつけたからこっそり直したのではないか!施工ミスを隠すような会社なのか」と大激怒。
そもそも一体なぜこんなことが起きてしまったのか。経緯、施主対応を深掘りした上で、今後トラブルを未然に防ぐためのポイントとあわせて紹介します。
そのほか、本紙が実施した「資材ショック」に関する生活者調査のデータの分析や、20代の若手2人が起業し、工務店と連携して無垢材・漆喰壁の木造賃貸住宅を企画開発した事例などもリポートします。
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