建設経済研究所と経済調査会がまとめた2005年10月の建設経済モデルによる建設投資の見通しによると2005年度の住宅着工戸数は前年度並みの120.0万戸。「設備投資主導の景気回復を反映して、民間非住宅建設投資は増加、対前年度比微増の状況が続く」と予測した。
持家は、前半は低調だったが雇用・所得など、足元の環境改善が続いていることから、年度後半にかけて緩やかに持ち直し、前年度比2.5%減の35.8万戸と予想。貸家は低金利における投資対象としての人気から底堅く推移し、同1.7%増の47.5万戸と予想した。
2006年度の住宅着工戸数は、持続的な景気回復の一方で、長期金利の上昇や地価下げ止まりの兆し、税制などによる家計負担の増加懸念などからほぼ2005年度並みの119.8万戸程度と予測している。
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