太陽光発電メーカーのQセルズ(ドイツ・サクソニーアンハルト州)は、 同社が全製品に採用している「耐PIDテクノロジー」について最大出力を保証することが欧州最大の研究機関・フラウンホーファー研究機構のシリコン・光起電力センターで認定されたと発表した。
PID現象とは、モジュールの電流漏れが発生して大幅な出力低下を引き起こす現象。この現象は、高温多湿などの環境によって加速するとされ、なかには20%以上の出力低下を招く原因になることもあるという。同社は耐PIDテクノロジーのセルを採用することで電流漏れリスクを抑えているとする。
同研究機構が行った耐PIDテストは、Qセルズのモジュールを含む13種類。このうち9種類で出力低下(平均56%、最大90%)が確認された。一方、出力低下がみられなかったのはQセルズの多結晶モジュールを含む4種類だった。
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