建設物価調査会(東京都中央区)総合研究所は3月10日、2022年2月の建設資材物価指数(東京:2011年平均=100)を公表した。建設総合は126.2で、前月比0.6%増(+0.8ポイント)。19カ月連続の増加となった。前年同月比では15.2%増(+16.7ポイント)。部門別では建築部門が130.2で前月比0.7%増(+0.9ポイント)、17カ月連続の増加となった。
建設総合の前月比0.6%増に対する13 大分類の寄与度をみると、プラス寄与は、化学製品(+0.19)、金属製品(+0.13)、石油製品・舗装材料(+0.11)、紙・木製品(+0.10)、鉄鋼(+0.04)、他の製造工業製品(+0.03)、農産物(+0.02)、非鉄金属(+0.01)の8大分類。マイナス寄与はなし。
部門別の建築部門の前月比0.5%増に対する寄与度は、プラス寄与は、化学製品(+0.23)、金属製品(+0.21)、紙・木製品(+0.17)、他の製造工業製品(+0.03)、石油製品・舗装材料(+0.03)、非鉄金属(+0.02)、鉄鋼(+0.02)、農産物(+0.01)、の8大分類。マイナス寄与はなし。
建築総合の前年同月比15.2%増に対する寄与度は、プラス寄与が紙・木製品(+8.18)、鉄鋼(+2.38)、金属製品(+2.12)、石油製品・舗装材料(+0.77)、窯業・土石製品(+0.76)、非鉄金属(+0.64)、化学製品(+0.23)、他の製造工業製品(+0.08)、電気機械(+0.04)、農産物(+0.02)の10大分類。マイナス寄与は、一般機械(-0.00)の1大分類。
部門別の建築部門の前年同月比19.7%増に対し、プラス寄与が、紙・木製品(+13.82)、金属製品(+2.18)、鉄鋼(+2.03)、窯業・土石製品(+0.64)、非鉄金属(+0.47)、化学製品(+0.28)、石油製品・舗装材料(+0.15)、他の製造工業製品(+0.06)、電気機械(+0.05)、農産物(+0.01)の10大分類。マイナス寄与は、一般機械(-0.00)の1大分類。
建設資材物価指数を構成している小分類(個々の建設資材物価指数)の主要6品目の2月の動向をみると、前月比プラスは、コンクリート型枠用合板(0.6%増、+0.9ポイント)の1品目。前月比マイナスはなし。前年同月比プラスは、杉正角KD(96.8%増、+101.6 ポイント)、コンクリート型枠用合板(45.9%増、+51.9ポイント)、H形鋼(32.9%増、+35.3ポイント)、異形棒鋼(23.1%増、+29.1ポイント)、生コンクリート(4.9%増、+5.6ポイント)の5品目。前年同月比マイナスはなし。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。