パナソニックホームズの子会社パナソニックリフォーム(大阪府豊中市)は、パナソニックホームズが施工した全国の既存住宅オーナーを対象に、新築住宅の省エネ基準と同等の高断熱・高気密および空気質向上を実現するリフォームパッケージ「いまドキ健康断熱リフォーム」の提案を4月から本格始動すると発表した。
同提案は、築20年超のパナソニック ホームズの住宅型式に合わせトータル断熱改修をパッケージ化したもの。床下・窓・壁・天井の断熱リフォームに、適切な計画換気をプラスすることで湿気を十分に排気し、結露やカビを抑制する。断熱リフォームは1階の居住空間を断熱強化する「ワンフロアまるごと断熱」、フルリノベーションで1・2階を断熱する「家まるごと断熱」の2種類を用意した。
換気は、パナソニック製換気システムにHEPAフィルターを組み込んだ「熱交換換気システムHEPA+(プラス)」を採用。花粉やホコリ、PM0.5などの汚染物質をHEPAフィルターで捕集し、きれいな空気を各部屋へ直接給気することで、フロア全体の空気質向上を図る。同提案は、こどもみらい住宅支援事業、長期優良住宅化リフォーム推進事業など、各種補助金に対応。同社申請業務部門が補助金申請をサポートすることで、オーナーの申請手続きの負担軽減も図る。
同社は、“いまドキ”の新築住宅基準にアップデートすることで、オーナーのセカンドライフにおける不安を払しょくするとともに、既存住宅の価値向上による良質なストック住宅の創出に取り組んでいく。
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