今回は鹿児島市を拠点に活動する彩颯建築工房を紹介する。代表の大戸洋一さんは設計者・施工管理者として十分な経験を積んで独立。王道のナノ工務店の1つだ。
彩颯建築工房代表の大戸洋一さんは 1975年生まれ。鹿児島県姶良市の工業高校卒業後、東京のゼネコンに就職。現場監督として5年間働いた。その後、地元に戻り、2級建築士を取得した後、設計の仕事をやりたいと考えて住宅部門をもつゼネコンに設計者として就職。4年間働いたが、建主とやり取りする機会がないことに物足りなさを感じるようになって退社。縁があってイベントで知り合った自然木という小さな工務店(現在は廃業)に就職することになった。
同社では代表の村田義弘さんと二人三脚で設計から施工管理までをこなし、家づくりの経験を積んでいった。2000年代は木造住宅の再構築の時代。耐震に始まり、シックハウス対応、地域材の活用、高断熱高気密、自然エネルギー利用などの手法がセオリー化されていった。大戸さんはそれらを学び、独自の設計手法を確立していった。
木造住宅について学ぶなかで・・・
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