大和ハウス工業(大阪市)と西部ガスグループの西部ガス都市開発(福岡市)は3月11日、福岡市西区九大新町にて「研究開発次世代拠点」を着工したと発表した。開業は2023年3月下旬予定。
同事業では、九州大学と連携した次世代の研究開発拠点形成を進めるため、ダイハツ九州と福岡市が所有していた土地を活用。大和ハウス工業と西部ガス都市開発が事業主体者として約3.1万m2の土地を購入し、研究開発施設を主体とした複合施設を開発する。コンセプトは「知と感性と創造を育む『結び目』となる拠点」で、研究開発棟(レンタルオフィス・ラボ)、商業棟(BOOK&CAFE)、テナント棟、学生向け賃貸マンション(住居棟)で構成する。
「BOOK&CAFE」では、西部ガス都市開発とカルチュア・コンビニエンス・クラブが共同運営する「蔦屋書店」などが出店。交流の起点として施設内外のコミュニティ形成を図るイベントを開催する。研究開発棟では、正晃が実験機器の共有や研究資材の共同購入など持続的研究活動推進に向けたサービスの企画立案を実施。大和ハウスリアルティマネジメントが施設全体の維持・管理を行う。
両社は、福岡市や九州大学との連携・協働を促進することで、産学官連携による研究開発・交流の拠点を創出するとしている。
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