空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」を提供するスペースリー(東京都渋谷区)は3月9日、「第1回VRホームステージングアワード」の最優秀賞1点と優秀賞2点を発表した。
最優秀賞は、Gacky おへやスタイリング(東京都豊島区)芝垣茜氏の「この春40年ぶり、ふたり暮らしの新生活」が受賞した。子どもが独立し、階段の上り下りが億劫になってきたのを機に、マンモス団地の5階から2階へ住み替えた60代夫婦を想定。明るい床の色から、ナチュラルな色合いの家具を選び、メインカラーをグリーンに設定。ソファの配置でくつろぎエリアと食事エリアをゾーニングし、窓からの光が入らない位置にはスタンドライトを設置しフォーカルポイントにした。明るい部屋とコーディネートで、新生活のワクワク感が感じられると評価された。
優秀賞は、S&Gハウジング(京都市)河上あゆみ氏の「北欧スタイルコーディネート」、Gacky おへやスタイリング 芝垣茜氏の「賃貸6畳1K発、フリーランサーのホームオフィス」が選ばれた。
同コンテストは、ライフスタイル提案ができる同社のAI空間設計を活用したコーディネートを対象に開催。ホームステージングによる不動産、住宅事業者のライフスタイル提案が一般化し身近となることで、人々の暮らしがより豊かとなる社会の実現を目指すと同時に、事業者の取り組みを推進、応援する。
審査員は、一般社団法人ホームステージング協会代表理事・杉之原冨士子氏、ホームリビング編集長・長島貴好氏、大和ハウスリフォーム顧問・臼谷紀久雄氏、クラス代表取締役社長・久保裕丈氏、建築プロデューサー(AC Studio代表)エミリオ・アルダオ氏、フライミー社長室・松本祐樹氏、スペースリー代表取締役・森田博和氏。
4月7日には「第1回VRホームステージングアワード特別企画ウェビナー」(オンライン・Zoom)を開催。最優秀賞受賞者が、VRホームステージングのノウハウについて講演する。
また、7月26日、27日開催の「賃貸住宅フェア2022 in 東京」(東京ビッグサイト西1・2ホール)では、ホームステージング特設ブース内にて作品発表や小セミナーを実施する予定。
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