すぎはら建築工房(富山県南砺市)の社長・杉原賢磁さんは昨年2月、HEAT20・G3を超える高断熱な自宅「松原の家」を、自ら設計して市内に建築した。普段、顧客からの要望が少ない要素を多数設計に反映させて「実験」し、高性能住宅ならではの暮らしを提示するとともに、住まい手としての実感も生かしながら、さらなる高性能化に取り組んでいる。
すぎはら建築工房は、社員5人の大工工務店で高性能住宅に取り組む。標準的な仕様の断熱性能は「G2のG3寄り」のUA値0.28W/m2K。外壁は、高性能グラスウール16K120mm厚を充填し、付加断熱としてフェノバボード45mm厚を施工する。
上部はセルロースファイバー50K400mm厚による天井断熱。足元は、床下エアコンを採用するため基礎内断熱として、立ち上がりにミラフォームラムダ50mm厚を、底板には同40mm厚を敷く。
それに対して「実験」的にチャレンジした自宅は、外壁の充填断熱は同じ仕様だが、付加断熱を・・・
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