リノべる(東京都港区)は3月7日、NTT西日本アセット・プランニング(大阪市)が運用する奈良・富雄の社宅を「RUNOAS Tomio(ルノアス富雄)」として再生、2月28日に竣工したと発表した。
同社ではNTTグループの社宅利活用を推進しており、3月までに関西、九州で計7棟を竣工予定。「『NTTグループ』の資源を『街』の資源へ還元する」をグランドコンセプトに、NTTグループの保有資産利活用推進を目指す。「RUNOAS Tomio」は、築38年、RC造4階建ての社宅を敷地を含めてリノベーションした賃貸住宅で、居住者間のコミュニケーションを円滑にするシェア菜園や、非常時の連携・防災意識向上に役立つ敷地内の緑豊かな丘、災害時にかまどとして利用できる“かまどベンチ”などを設置し、『住育』×『地域交流』×『防災拠点』を実現していく。敷地面積3401.80m2、延床面積2205.66m2。
2021年12月に竣工した「RUNOAS Koushien(ルノアス甲子園)」に続く物件で、同社がサブリース(一棟借上げ)し、企画・設計施工・運営まで管理する。これにより、企業のCRE戦略として地域への貢献と賃貸借事業による資産の収益化を実現し、企業価値向上に資する不動産の活用に寄与したいとしている。
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