リクルート(東京都千代田区)はこのほど、「SUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版」を発表した。調査対象は、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)在住の20歳~49歳の男女1万人。「住みたい街(駅)ランキング」の1位は「横浜」で、5年連続トップ。2018年以降初の2位となった「吉祥寺」、トップ3に初めてランクインした「大宮」が続いた。東京・神奈川・埼玉の3駅がトップ3を占めたのは今回が初めてという。
1位の「横浜」は神奈川県民と他県の投票がほぼ半々なのに対し、3位「大宮」、5位「浦和」は埼玉県民が7割超となった。また6位の「鎌倉」は他県からの投票が神奈川県民より多くなっている。
「得点ジャンプアップした街(駅)ランキング」の1位は、昨年の277点から472点と大幅に上昇した「流山おおたかの森」が獲得。同駅は住みたい街ランキング16位で、女性のみでは昨年41位から10位と大きく順位を上げている。2位には「船橋」が続き、千葉の人気が上昇していることがわかる。また、「川越」(3位)、「鎌倉」「江ノ島」(6位)と近郊観光地が上昇し、10位以内にランクイン。郊外の商業集積駅である「船橋」(2位)、「北千住」(5位)、「大宮」「調布」(8位)、「溝の口」(10位)も上位に入っている。
「得点ジャンプアップした自治体ランキング」は、昨年324点から572点となった「千葉県流山市」が1位。2位は「新宿区」、3位は「さいたま市浦和区」だった。千葉県はほかに「船橋市」(4位)、「印西市」(8位)、「松戸市」(10位)がトップ10入りとなった。
東京駅からの距離圏別得点シェアは、10km以内圏で2年連続で減少、10~30km圏も昨年から減少している。一方、東京駅から30km~50km以内圏の得点シェアが伸びており、藤沢(25位)、川越(30位)などが過去最高順位を記録。多数の駅がランキング圏外から初ランクインしている。
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