ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は6月1〜11日、1836人(住宅未購入46.1%、住宅購入済53.9%)の男女を対象にした「住宅購入に関するアンケート調査2012」を実施。マイホーム購入の買い時感などについて聞いた。
まず、“一般的に”住宅の買い時だと思うかとの質問には、半数近い45.8%が「買い時だと思う」と回答。昨年調査よりも6.8ポイント上昇した。
一方、54.2%が「買い時だと思わない」と回答。理由としては「震災以降の世の中の漠然とした不安感」(54.7%)が昨年調査より10ポイント以上減少したもののトップに。次いで「今後、消費税増税となる可能性があるから」(35.2%)、「住宅会社、不動産会社の経営状態に不安があるから」(18.2%)だった。
次に、“自分にとっては”買い時だと思うか聞いたところ、約7割超(71.0%)が「買い時だと思わない」と答えた。ただし、昨年の「買い時だと思わない」が76.3%だった結果と比較すると、若干回復傾向にあることがわかった。
買い時だと思わない理由については、「不況のため今後の生活に不安があるから」(26.5%)、「十分な自己資金(頭金)がまだ貯まっていないから」(20.1%)、「震災以降、住宅ローンを組むことに対する不安感を覚えたから」(19.8%)が上位に来た。
また、住宅未購入者に対して、将来マイホームを購入したいと思うか聞くと、「購入したい」が52.8%で昨年(70.3%)より2割近く減少していた。
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