住宅保証機構(東京都港区)は6月15日付けで国土交通省の認可を受け「まもりすまい既存住宅保険」(宅建業者売主型/個人売主型)を改定、中古マンション1戸単位での申し込みを容易にした。
これまで「まもりすまい既存住宅瑕疵保険」では、中古マンションの住戸単位で加入する場合、共用部分の現場検査を住棟全体で実施しなければならず、建物の規模によって現場検査手数料が高額となるため、1戸単位での申し込みは難しかった。
今回の改定により、住棟全体の検査を合理化し専有部分に重点化することで、従来よりも低廉な現場検査手数料で既存住宅瑕疵保険の利用が可能になった。地上6階建てRC造の中古マンション(総戸数25戸、延べ床1800m2)で、1戸あたりの床面積が72m2の場合、改定前と比べると現場検査手数料を含む保険料は27万6000円もお得になる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。