工務店が契約前の顧客と家づくりの相談をする「初回ヒアリング」に立ち会い、基本プラン作成を支援する「デザインパートナーサービス」を提供するルスカデザイン(山梨県北杜市)は、山梨・長野県南部で展開していたサービスの範囲を拡大し、今月からオンライン完結型で全国展開している。
同サービスは、工務店が顧客から聞き取った要望をもとに、同社社長の和氣正頼さんがその場で基本プランを描いて顧客にみせることで、顧客の要望をより具体的に掘り下げ、希望のプランを効率的に形にすることができる。また、手刻み加工、左官・大工の手仕事、大開口木製サッシなど、工務店の強みをあらかじめ把握して適宜プランに反映させることもできるという。
約1時間のヒアリングで平面図・立面図・断面図の基本プランのラフ案をまとめ、1週間ほどでA3版・2枚に100分の1サイズの各階平面図・立面図2点・断面図1点程度を作成。2回目の打ち合わせでプレゼンテーションまでを行う。
同サービスはこれまで現地対面型で運用していたが、2020年のコロナ禍でオンライン完結型に切り替えた。対面型と比べ3者の日程調整がしやすいほか、和氣さんがタブレット端末でプランを描く過程を画面共有の機能を使ってより効果的にみせられるなど、オンライン独自の強みを生かしたサービス提供ができるという。
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