金子建築工業は2月1日、木造大型パネルを採用したパッシブハウス仕様でUA値0.18W/m2Kの性能を備える木造共同住宅(2階建て・延べ床面積690.09m2)の上棟現場見学会を実施した。建築業界内外に広く情報発信を行い、木造の現場における業務改善の流れを促進しながら、自社では中大規模木造の受注拡大を狙う。
高性能化、国産材利用の促進に
見学会を実施した物件は、企業の社員住宅として計画された建物だ。内陸部にあり、厳寒、酷暑に見舞われる恵那市の気候を考慮して、ドイツ・パッシブハウス研究所が認定する基準を満たす高気密・高断熱の仕様で設計。断熱材はすべてネオマフォームで、天井は100mm厚の二重敷き込み、壁は柱間90mm厚+付加断熱100mm厚、床は大引の間に100mm厚、根太の間に60mm厚を施工し、UA値は0.18W/m2Kを実現した。
施工を手掛ける金子建築工業の専務取締役の林辰也さんは木造大型パネルを採用した理由について・・・
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