国土交通省が2月28日発表した1月の新設住宅着工戸数は、前年同月比2.1%増の5万9690戸だった。持家と分譲住宅は減少したが、貸家が2ケタ増となり、全体で11カ月連続の増加となった。季節調整済年率換算値では前月比2.1%減の82万戸で3ヶ月連続の減少。
利用関係別の戸数では、持家は、前年同月比5.6%減の1万8130戸で2カ月連続の減少となった。過去10年間でみると下から2番目の水準。長引くコロナの影響で住宅展示場集客が減少しており、着工にも影響が出ている。
貸家は16.6%増の2万3083戸で11カ月連続の増加となったが、水準としては過去10年間で下から2番目。分譲住宅は、前年同月比4.9%減の1万8154戸で4ヶ月ぶりに減少した。一戸建ては7.7%増の1万1003戸で9カ月連続の増加と好調を維持しているが、マンションは19.4%減の7071戸で3カ月ぶりの減少となった。
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