戸田建設(東京都中央区)はこのほど、「気候非常事態宣言」を表明した。同宣言は、国や自治体、民間企業などの団体が、気候変動が非常事態といえるほど異常な状態であることを認識し、気候変動対策に取り組む決意として表明する運動。同社グループにおいても、気候変動に対して大きな危機感を持ち、その緩和と適応に向けて様々な活動に取り組んでいく姿勢を発信していく。
同社グループの「気候非常事態宣言」には、事業活動において2050年までにカーボンニュートラルを目指すことや、ZEB・省エネ建物の建設やエネルギーマネジメントの高度化を推進すること、再生可能エネルギー電源の拡大の推進などが盛り込まれている。
同社グループではこれまで、SBTに則った温室効果ガスの削減活動や、浮体式洋上風力発電の技術開発などを通じた気候変動対策に取り組んできた。また、サステナビリティビジョン2050を策定し、そのビジョン達成に向けた重要課題として「脱炭素社会の実現」を掲げている。同宣言を通じて、気候変動が非常事態であるという認識のもと、今後さらなる活動を推進していくとする。
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