ライフデザイン・カバヤ(岡山市)はこのほど、CLTハイブリッド構法を採用した分譲住宅2棟を沖縄市で発売した。同社がCLTハイブリッド構法を分譲住宅に採用するのは今回が初。
CLTは主に非住宅分野で活用されることが多いが、同社は住宅分野でも積極的にCLTの普及を進めようと、来年度中に同社住宅事業にて「CLTハイブリッド構法」の本格展開を目指している。木造住宅へのニーズが高まるなか、住まいの強度が必要な沖縄でのニーズを見込み、分譲住宅へのCLT採用に至ったという。
CLTハイブリッド構法は、木造軸組工法とCLT工法を融合し、木造軸組工法の筋かいや耐力壁面材の代わりに、CLTパネルを耐力壁として組み込んでいる。CLTパネルをそのまま見せる「現し仕上げ」が可能で、同分譲住宅でもリビングダイニングなどで、木目や節、木肌の色合い、木の香りを五感で楽しむことができるようになっている。建物の耐震性能を維持しながら大空間を実現し、また可変性もあり、ライフステージに合わせた間取り変更も可能。
同社は今年度、新規出展した「クラシコ丸亀展示場」「ABCハウジング加古川住宅公園展示場」「KBCマイホーム展ふくおか展示場」にて、試験的にCLTハイブリッド構法を導入している。
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