清水建設(東京都中央区)は、アフリカ大陸北東部に位置するジブチ共和国・バルバラ地区ナッシブにおいて、小中学校建設プロジェクトを受注し、このほどジブチ共和国国民教育・職業訓練省と請負契約を締結した。同社にとって同国は、アフリカにおける14番目の新規進出国となる。プロジェクトの規模は、地上2階(一部平屋)、計17棟、延床面積7769m2。工期は2月1日~23年5月31日を予定。
同プロジェクトでは、日本国政府の無償資金協力により、生徒数が過剰で教育施設が不足する同地区において、基礎教育へのアクセス拡大と学習環境の改善を目的に、9年間の一貫した義務教育を提供する小中併設校を新たに建設する。通常の授業用の教室だけでなく、理科実験室や情報教室などを備えた、今後の同国の学校建設に当たってモデルとして参照されるような、より高度で質の高い学習環境が整備されるという。
日本国政府は、2019年8月の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、アフリカへの積極的支援を表明。同社は、1967年のアフリカ進出以降、13か国91プロジェクトに取り組んでいる。それらのノウハウを活かし、アフリカの持続的な発展に寄与していくとする。
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