ライフデザイン・カバヤ(岡山市)はこのほど、国内ブルーシート生産量最大手の萩原工業(岡山県倉敷市)と昨年12月に締結した「ブルーシート水平リサイクルに関する協定書」に基づき、岡山市北区の建築現場にて水平リサイクルブルーシートの第1弾を納入、施工を完了したと発表した。地球温暖化やプラスチックごみ問題が世界的課題になっている中、ブルーシート製造に伴う温暖化ガス排出量と廃棄されるブルーシートを減少させ、地球環境への負荷軽減を図る。
建築現場で使用されるブルーシートは、一度使用した後はそのまま廃棄されることが多いことから、萩原工業とJ&T環境は2020年12月、ブルーシート水平リサイクル「ReVALUE⁺」をスタート。同協定では「ReVALUE⁺」の仕組みづくりを活用し、ライフデザイン・カバヤの建築現場で回収したブルーシートをリサイクルブルーシートの原料として再利用し、同社現場にはリサイクル品を納品する。両社は、こうした循環システム構築に共同で取り組んでいく。
今後、建築現場で使用された全てのブルーシート回収システムの構築を図るとともに、萩原工業においては産学連携による廃プラスチック洗浄技術の開発や再生原料の調質・改質技術開発の取り組みと、リサイクルシートの製造技術の深耕を図るとしている。
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