パナソニック エコソリューションズ社(大阪府門真市)は、酸素微細気泡入浴が普通入浴と比べ交感神経の緊張を抑えながら温浴効果が認められることを、やわたメディカルセンター(石川県小松市)、北陸体力科学研究所(同)と共同で検証した。
実験では、酸素を飽和濃度以上溶かし込んだお湯に入浴する酸素微細気泡入浴と、通常のお湯に入浴する普通入浴を比較。被験者に1日1回同じ時間に入浴してもらい、入浴前から入浴終了40分後までの皮膚表面温度、体温、心電図、血流、血圧を測定した。
その結果、酸素微細気泡入浴は普通浴に比べて2度低い湯温でも同程度の温まりを得ることができること、交感神経を刺激せずリラックスした状態での温浴効果が期待できることがわかった。
現在、家庭内における不慮の事故のうち65歳以上の浴槽内での事故が31%を占める。比較的低い湯温で安全に入浴することが事故防止につながるとされており、今回の検証は酸素微細気泡入浴の優位性を示した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。