わけあって1カ月ほど猫を預かることになった。引き受けたものの、これまで猫を飼ったことがなく、トイレやニオイ、鳴き声など少々心配していたが、杞憂だった。それどころか、猫が通り抜けられる猫用のドアやキャットタワーが今、無性に欲しい。
コロナ禍でペットを飼う人が増えたそうだ。これまで以上にペットと暮らすための間取り提案や、キャットウォール、お世話グッズの収納棚など、ペット用の建具やインテリア商品・サービスが多く発売されている。そうした情報は、記事として何度も取り上げてきたはずなのに、その必要性を肌で感じられたのは、一時ではあるが猫と暮らしてみた今が初めてだ。どんなに想像を巡らせてみても実際に経験をしてみないとわからないものだ。
ペット愛好家も含めて、施主の好みやライフスタイルを“自分事”としてとらえて家づくり提案に落とし込む工務店の“想像力”が、人を幸せにしているんだとあらためて感じた。
(編集部 相澤)
【2022年2月20日号編集後記より】
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