LIXIL(東京都江東区)は2月16日、顧客にとっての“いい住まい、いい暮らし”をいかに実現するかを競う、住宅施工例コンテスト「LIXILメンバーズコンテスト2021」の入賞作品を発表した。
同コンテストは、LIXILリフォームショップ、LIXILリフォームネット、スーパーウォール工法取扱い加盟店、マドリエ・イエココ加盟店など、全国1万4000社以上のGoodLiving友の会会員を対象に実施。今年は新築部門1364作品、リフォーム部門1082作品の応募があった。審査委員長は、建築家の伊礼智氏(伊礼智設計室代表取締役)。
新築部門の大賞には、暮らしの工房(新潟県上越市)が施工した「風景と暮らす池畔の家」が選出された。池の畔の恵まれた敷地条件をいかしながら周辺の環境に溶け込む上品なプロポーションと植栽計画が評価された。敷地と外部の関係性を最大限に生かす、設計力の高さが際立つ作品となっている。
リフォーム部門の大賞には、ネヌケン(滋賀県甲賀市)施工による「日野町の古民家」が選ばれた。江戸期の礎石建て古民家を改修した作品で、既存住宅の端正なプロポーションを崩すことなく再生させた設計力と、それを実現した熟練の技術が評価された。施主の想いに寄り添い、あえて田の字型プランを残しただけでなく、次世代へ受け継いでほしいという思いから、家族の変化に合わせた間取りの可変性や活用方法も提案している点が結果につながったとした。
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