ヤマダホールディングス(群馬県高崎市)は2月10日、子会社のヒノキヤグループ(東京都千代田)を株式交換で完全子会社化すると発表した。ヒノキヤグループは4月25日に上場廃止(東京証券取引所プライム市場)の予定。
家電販売事業をコアに生活インフラとしての「暮らしまるごと」戦略を進めているヤマダHDは、2020年10月に、株式の公開買い付けによりヒノキヤGを子会社化。ヒノキヤGの独立性を維持しつつ、住宅や空調システム「Z空調」の販売拡充、販売拠点の相互活用、資材や部材の共同仕入、施工体制の効率化を進めてきたとしている。
しかし、両社を取り巻く業界環境が激しく変化していることを踏まえ、ヒノキヤGの上場維持を前提としたままでの連結親子関係では不十分と判断したという。完全子会社化によって、各都道府県の展示場統廃合による経営効率化やヤマダHD店舗網を活かした出店拡大、共通インフラ活用によるコストダウン――等を想定しているとしている。
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