建設物価調査会総合研究所が公表した2022年1月の建設資材物価指数(東京:2011年平均=100)は、建設総合は125.4で、前月比0.6%増(+0.7ポイント)となり、18カ月連続の増加となった。前年同月比では14.9%増(+16.3ポイント)。部門別では建築部門が129.3で前月比0.5%増(+0.6ポイント)、16カ月連続の増加となった。
建設総合の前月比0.6%増に対する13大分類の寄与度をみると、プラス寄与は、紙・木製品(+0.27)、窯業・土石製品(+0.17)、金属製品(+0.06)、鉄鋼(+0.06)、他の製造工業製品(+0.01)、非鉄金属(+0.01)の6大分類。マイナス寄与は、石油製品・舗装材料(-0.00)の1大分類。
部門別の建築部門の前月比0.5%増に対する寄与度は、プラス寄与は、紙・木製品(+0.30)、窯業・土石製品(+0.12)、金属製品(+0.03)、鉄鋼(+0.01)、化学製品(+0.01)、一般機械(+0.00)の6大分類。マイナス寄与は、石油製品・舗装材料(−0.01)、非鉄金属(−0.01)の2大分類。
建築総合の前年同月比14.9%増に対する寄与度は、プラス寄与が紙・木製品(+8.09)、鉄鋼(+2.63)、金属製品(+1.99)、窯業・土石製品(+0.79)、石油製品・舗装材料(+0.70)、非鉄金属(+0.64)、他の製造工業製品(+0.05)、電気機械(+0.04)、化学製品(+0.01)の9大分類。マイナス寄与は、一般機械(-0.00)の1大分類。
部門別の建築部門の前年同月比19.3%増に対し、プラス寄与が、紙・木製品(+13.68)、鉄鋼(+2.34)、金属製品(+1.97)、石油製品・舗装材料(+0.13)、非鉄金属(+0.45)、窯業・土石製品(+0.64)、電気機械(+0.06)、他の製造工業製品(+0.03)、化学製品(+0.01)の9大分類。マイナス寄与は、一般機械(-0.01)の1大分類。
建設資材物価指数を構成している小分類(個々の建設資材物価指数)の主要6品目の1月の動向をみると、前月比プラスは、コンクリート型枠用合板(4.1%増、+6.5ポイント)、生コンクリート(2.0%増、+2.4ポイント)の2品目。前月比マイナスはなし。前年同月比プラスは、杉正角KD(96.8%増、+101.6 ポイント)、コンクリート型枠用合板(48.7%増、+53.8ポイント)、H形鋼(36.3%増、+37.9ポイント)、異形棒鋼(31.5%増、+37.1ポイント)、生コンクリート(4.9%増、+5.6ポイント)の5品目。前年同月比マイナスはなし。
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