松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回は、生活者のROOMTOUR(ルームツアー)への目線から、将来も見るに耐える家づくりを探ります。
最近、興味深い話を聞きました。30代の知人が自宅マンションでリモートワークしていると、奥さんのママ友が8人も集まってROOMTOURの内容ばかり話し合っている、とのことでした。皆、子どもが幼児でこれから家が必要になる世帯ばかりが集まると、そういう話でもちきりになるそうです。
他社のROOMTOURはほとんど見ていません。ただ、知人いわく「インテリアのここはこれがいいよね」とか「間取りはこういうのがいいよね」という感じで、異常に盛り上がるのだそうです。たしかにそれは視覚情報で、いうなれば好きな洋服について話し合う感覚と近いものと思われますし、これが洋服ならばそれで何の問題もないと思います。
しかし、ことは住宅です。洋服なら飽きれば着なくなるだけのことですし、またそのときの流行や年齢に応じてどんどん変更していくことができます。しかしながら・・・
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