その名も「未完成住宅」―。
京都市内の市街地に対応した狭小住宅を得意とするgarDEN(京都府京都市)は、内装を仕上げずに、未完成の住宅を販売する取り組みを開始しました。すでに1棟目を引き渡し済みで、現在は2棟目を販売中です。
間取りや仕上げの自由度を残しつつ設計スタッフの手間を減らし、地価の高い京都で良質な高性能住宅を、手ごろな価格で供給しようという試みです。同社にとっては、建売住宅に近い位置づけ。打ち合わせの回数を大幅に減らして人件費を抑え、注文住宅に比べ 最大500万円安く販売できるといいます。本紙2月10日号トップ記事では、同社専務の竹園節子さんにインタビュー。「未完成住宅」の仕組みや狙いを深掘りします。
鷲見製材社長の石橋常行さんによる連載では、パーパスについて語ります。石橋さんはパーパスをビジネスに置き換えると「なぜ、この事業をやっているのか?」という「なぜ」という問いにあるとし、その自問自答の必要性について、自身の経験を振り返りながら、若手経営者にメッセージを送ります。
ニュース面では、HORI建築(京都府福知山市)が強化している富裕層向け別荘事業の事例について紹介。日本三景の1つにも数えられる「天橋立」を有する宮津市に、昨年9月に完成させた、木造軸組工法2階建て・ 延べ床面積234.92m2のモデルハウスを兼ねる別荘について詳報します。
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