東急建設(東京都渋谷区)は2月8日、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン(東京都渋谷区)と共同でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「TOKYU-CONST GB Innovation Fund L.P.」(TCIF)を設立したと発表した。ファンド規模は50億円。
事業会社とVCの2社でCVCファンドを共同設立する二人組合形式を採用。東急建設が出資し、グローバル・ブレインが運営を行うため、グローバル・ブレインのノウハウを生かしたスピード感のある投資が可能。財務リターンに対する監督機能を強化するほか、社内リソースを投資先企業とのシナジー最大化に集中するとしている。
同社は、2021年度から10年間の長期経営計画で、3つの提供価値「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」および「人材」「デジタル技術」の領域においてオープンイノベーションを加速し、建設事業の変革と新規事業の創出を目指す方針を策定。2021年には自社CVCで投資を行い、出資先との協業に取り組んでいる。今回、二人組合形式のCVCファンドを設立したことで、「既存事業における生産性の向上と競争優位性の確立、新規事業領域のビジネスモデル構築を目的としたベンチャー投資を加速させる」としている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。