セレンディクス(兵庫県西宮市)は、同社が開発した3Dプリンター住宅「Sphere」(スフィア)の出力を、カナダと中国において開始した。今月、日本・米国・オランダ・中国の4か国共同で設計を完了した。
同社では、「Sphere」の開発によって、100平米300万円の低価格帯住宅の実現を目指す。また、3Dプリンターを使った住宅建築方法により施工無人化に取り組み、家のコストの過半を占める物流費と人件費を大幅に低減させるとする。同時に、CO2の削減効果や建築資材の廃棄量の減少、資材輸送のエネルギー消費量の削減などにも貢献していく。
2月より、企業向け実証実験用として、10平米モデル(300万円)の先行予約を開始。2023年12月には、一般住宅に対応した100平米モデルの発表を予定している。
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