積水化学工業 住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所(東京都千代田区)は、同居・二世帯の暮らし満足度を探るインターネット調査を今年1月に実施。このほどその結果をまとめた。
調査によれば、注文住宅を建築した同居・二世帯家族の86%が暮らしに「概ね満足」と回答。注文住宅としたことで、住まいの計画段階から同居・二世帯の不安や悩みごとを軽減する対応がとれたことが満足度を押し上げる要因になったとした。
また、「同居家族との交流」と「世帯の独立性」の両方を考えておくことが満足度を高めるポイントになることがわかった。
計画時に「交流を非常に重視した」は「満足層」26%に対し「不満層」は6%、「世帯の独立性を非常に重視した」も「満足層」28%に対し「不満層」は14%。交流のために実施・工夫したことの1位は「家族全員が揃って食事ができる場所」62%、2位は「一緒に過ごせるリビング」38%、3位は「一緒に料理ができる広いキッチン」34%だった。
暮らしの満足度が高いほど、世帯ごとに専用で持った方が良いと思うもの(設備・空間)の実現率も高かった。世帯ごとに専用で持った方が良いと思っているものの上位は、トイレ、キッチン、洗面台、冷蔵庫。
また、満足度が高いほど光熱費を世帯で分担していた。
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