新建ハウジングが運営する工務店向けオンラインスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、吉岡孝樹さんの「『小なれど一流』を目指す社長への【選ばれる工務店への道】コラム」ルームからの記事です。
大学卒業後、アパレル企業を経て住まいに関わること30年。自ら住みたい家に暮らし、同じ価値観でお客様にも提供する仕事がしたくて2000年鹿児島に移住し“日本一の工務店”と名高い 株式会社シンケンに入社。その後、2002年自宅を新築、2010年著書『家づくりの玉手箱』発刊。本作は、氏の個人的営業トーク→シンケンHPのブログ→書籍化というプロセスで生まれたもので、全編にわたり新鮮な住まい手目線の写真と文体で表現され読者から絶大な支持を得ている。SNS時代にも通じる住宅コンセプトブックの金字塔とも言える一冊。2019年に株式会社家づくりの玉手箱を設立、『工務店の参謀』としての活動を開始。…
『森のこびと』に出会えた土地選び
■続・家づくりの玉手箱
かごしま薪事情
例年、鹿児島ではお正月を迎えてから寒くなってグッと冬らしくなることが多いです。
色づいたモミジの葉も元旦のころようやく散り終えるので、クリスマスの頃はいまいち雰囲気が出ないのです。季節感というものは住む地域で違うものですね。
鹿児島の冬は晴天の日が多く、雲ひとつない日和もぜんぜん珍しくありません。 そういう環境なので、空気式のソーラー集熱はフル稼働して夜間も床が暖かい状態で生活できます。これは、毎日ありがたいものです。
お天気がすぐれずに太陽が出なかった日は薪ストーブで暖を取っています。ここ数年は少なくなってきたように思いますが、鹿児島は台風が強い勢力のまま上陸する地域です。
まともにきた時には大きな木が折れて倒れたりします。現場が近ければチェンソーを持って即出動。玉切りにして回収、冬場の薪になります。倒れた家の人も救援に向かった家の人もウィンウィンです。
こういう時には一度に大量の薪を仕入れられることになります。このチャンスを十分に活かせるかどうかは、薪棚のキャパシティに大きく左右されるのです…
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