新建ハウジングが運営する工務店向けオンライスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、鈴木あゆみさんの「建築『色』知識!」ルームからの記事です。
LoIRO.主宰。幼少時の塗り絵がきっかけで色に興味を持つ。慶應義塾大学在学中、心理学や文化人類学を学ぶ一方、色彩について学ぶ中、日本の色を愉しむ心を大切にして街並みを美しくわくわく感のあるものにしたい、と奮起する。卒業後、設計デザイン事務所では内装〜街並みまで住空間のカラープランをトータルに担当。出産後、「色とはまさに人である」と強く感じるようになり、集合住宅の空室対策や共有スペースの活用プラン、シェアオフィスの立上げから運営コンサルティングも行う。現在は住宅コーディネーターを対象としたスキルアップセミナーを2014年より開催、全国のLIXIL等で展開している。
色覚特性体感アプリ!
こんにちは。
LoIRO. (ロイロ)鈴木あゆみです。
建築『色』知識、本日は「色覚特性体感アプリ」についてシェアさせて頂きます!
以前の記事で、色のユニバーサルデザイン(色覚特性)について触れたことがあるのですが、男性の約5%(20人に1人)が赤と緑の区別がつきにくい等、私たちの中には色覚特性を持つ人々がいます。
その色覚タイプは主に3タイプに分かれます。
①1型色覚
赤色を認識する細胞(L錐体)の感度が低い(無い)場合の色覚特性
②2型色覚
緑色を認識する細胞(M錐体)の感度が低い(無い)場合の色覚特性
③3型色覚
青色を認識する細胞(S錐体)の感度が低い(無い)場合の色覚特性
知識としてわかっているつもりでも、なかなか色覚特性を持つ方の事はわからないものです。
私たちが普段当たり前だと思っている日々の風景が、特性によって見え方が変わる、ということを少し今から体感してみましょう!
例えば、本日のメイン画像の場合。
まず、1型色覚の場合。(下の画像です)
赤色を認識する細胞(L錐体)の感度が低いというのが感じとれると思います。
次に2型色覚…
▼鈴木あゆみさんの他の記事はこちらのルームから▼
「建築『色』知識!」
▽「チカラボ」とは?▽
https://chikalab.net/about
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。