TOTO(福岡県北九州市)は、2022年度から国内全ての同社グループ社員の定年年齢を現在の60歳から65歳へ段階的に引き上げると発表した。豊富な経験と高い専門性を持つシニア世代が、安心してながく活躍できるよう環境を整えていくとしている。
あわせて管理職を中心とする人事制度の見直しを行い、管理職社員資格の統合を実施。担う役割と成果に対し、よりタイムリーに報いるため、10月から役割に基づく処遇制度へ切り替えるとした。
少子高齢化による労働人口の減少や公的年金の受給開始年齢引き上げなど、労働環境や意識が変化するなか、同社はさまざまな世代、立場の社員が安心して働けることが重要との考えから、ダイバーシティ推進の一環として、60歳以降再雇用者の処遇見直しや、若手・女性の登用などを進めてきた。新制度により、全世代の社員が活躍できる職場づくりを加速させるとしている。
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