愛知県豊川市で住宅事業を展開する地域工務店のイトコーは、性能向上をメインとするリノベーションの地域の潜在的な需要を喚起しようと、新築住宅のオーナー(OB顧客)が保有する築52年の空き家をリノベーションし、モデルハウス兼コワーキングスペースとして運用している。より幅広い層の地域の人たちにリノベの効果を体感してもらうことで、新築に限らない新たな住まいの選択肢としての提案を強化している。
同社が本社から徒歩で3分の場所にモデルハウス兼コワーキングスペース「TOCOTOCO(トコトコ)」をオープンしたのは2019年10月。交通量の多い地域の幹線道路沿いにある木造2階建て・延べ床面積150m2の住宅は、オーナーの実家で、52年前に建てたもの。オーナーの両親が亡くなった後は、空き家になっていたという。
建物を有効活用したいオーナーは、不動産会社や大手住宅会社に相談したが・・・
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