四国化成工業(香川県丸亀市)は1月25日、徳島工場(北島事業所・吉成事業所)の生産体制の最適化を進めるため、壁材製品の生産拠点を同工場北島事業所から吉成事業所へ移転すると発表した。
同社は、1970年から徳島第二工場(現・北島事業所)にて内装壁材の生産を行ってきたが、2030年に向けた建材事業の成長戦略として、生産拠点の移転を決定。壁材製品の販売構成の変化に合わせ、老朽設備の更新やレイアウト変更を行い、生産基盤の強化と生産性向上を図る。投資額は約9億円。2月から順次移転を開始し、9月から本格的に吉成事業所での「JULUX」ブランドを中心とした壁材製品の生産を開始する予定。
壁材生産設備移転後の北島事業所用地は、ファインケミカルなど今後の化学品事業の拡大を見据え、有効活用していくという。
同社グループは、これからも長期ビジョン「Challenge 1000」達成に向けた積極投資を行い、グローバル展開の加速、国内外の生産・開発・販売拠点の最適化を進め、持続的成長を加速させていくとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。