東急建設(東京都渋谷区)はこのほど、木質耐火部材を製造・販売するシェルター(山形市)とOEM契約を締結したと発表した。これにより、同社の木造木質化建築ブランド「モクタス」に、シェルター社が開発した木造耐火部材「COOLWOOD」を採用。1月下旬から「モクタスWOOD」として本格的に展開する。
「COOLWOOD」は1時間、2時間、3時間耐火までの大臣認定を取得済み。今回のOEM契約により「モクタス」ブランドにこれまでの準耐火部材に加え、新たに耐火部材がラインナップされた。耐火性とコストパフォーマンスに優れた「モクタスWOOD」で、都市部で増加傾向にある耐火の木造・木質建築物需要に対応していく。
「モクタス」は、同社が中大規模木造市場への本格参入を目的に立ち上げたブランド。脱炭素意識の高まりを受け、中大規模木造・木質化建築へのニーズが拡大していることを背景に、同社は今回の契約により、「モクタス」ブランドを強化し市場への取り組みを加速。新たな技術開発などとともに、都市に木を足す「モクタス」のブランドメッセージ、「木心地のよい都市創り」の具現化を図るとしている。
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