LIXIL(東京都江東区)はこのほど、ハウジング事業の生産体制を最適化するため、アルミ建材の製造・加工を行う横浜工場(横浜市)の操業を2023年3月に停止すると発表した。
1961年竣工の同工場は、設備・建屋の老朽化による多額の維持費用に加え、安全面での操業リスクや周辺住民への環境的配慮が必要であることから、操業を停止する。加工部門を下妻工場(茨城県下妻市)、粕川工場(群馬県前橋市)等へ集約することで、サプライチェーンの最適化と技製販連携を進める。国内需要の変化に対応し、付加価値の高い商品を市場に投下できる体制の構築と資本効率の向上を目指すとしている。
同社ハウジング事業では、外的要因に左右されない体制を構築するため、構造改革を推進している。今回の生産体制の再編は、生産部門における持続的な成長に向けた取り組みの一環として行われる。
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