新建ハウジングが運営する工務店向けオンラインスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、吉岡孝樹さんの「『小なれど一流』を目指す社長への【選ばれる工務店への道】コラム」ルームからの記事です。
大学卒業後、アパレル企業を経て住まいに関わること30年。自ら住みたい家に暮らし、同じ価値観でお客様にも提供する仕事がしたくて2000年鹿児島に移住し“日本一の工務店”と名高い 株式会社シンケンに入社。その後、2002年自宅を新築、2010年著書『家づくりの玉手箱』発刊。本作は、氏の個人的営業トーク→シンケンHPのブログ→書籍化というプロセスで生まれたもので、全編にわたり新鮮な住まい手目線の写真と文体で表現され読者から絶大な支持を得ている。SNS時代にも通じる住宅コンセプトブックの金字塔とも言える一冊。2019年に株式会社家づくりの玉手箱を設立、『工務店の参謀』としての活動を開始。…
冬の陽光とともに生きる。暮らす。■続・家づくりの玉手箱
朝の陽光
子供たちが大きくなって、家を離れていってからは夫婦ともにロフトで寝ています。
トイレは1階にありますのでアクセスは最も遠くなってしまうのですが、寝床はやはりここがいいのです。とにかく居心地がいい。特に横になった時の塩梅がよく、いろいろとポジションを変えながら年中ここで寝ているのです。
冬になり陽が短くなってくると、暗いので朝が来るのが遅くなってくる気がします。 しかし、現在の屋根裏にある寝床のポジションは日の出とともに強烈なまぶしさに襲われます。やや南寄り方向に向いた東側の窓のそばにあり、寒い時期には日の出の光線が枕を直撃するという位置関係になっているからです。
夜遅くなってしまい、朝寝坊をしようとしても日の出とともに強制的に「起動」されます。まぶしさのあまり毎朝のように反対に寝返るのですが反対側にも大きなトップライトが待ち構えていて、これまた眩しく二度寝を諦めざるを得ないつくりになっています。
しぶしぶ起きて階段を降りていって食卓につきますと、天板がひなたになっています。読みものをしながらゆっくり噛んで食べるのに良いようです。こちらも朝日の方向にテーブルの高さの窓が並んでいて、この時期は外の桜の葉がぜんぜんありませんので、どんどんひなたが拡がってきます。朝ごはんはフォトジェニックに輝きます。これだけでも、かなり幸せです…
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