中部電力ミライズ(名古屋市)と一条工務店(東京都江東区)はこのほど、一条工務店の新築住宅を購入する顧客を対象に、家庭向け太陽光発電自家消費サービス「カナエルソーラー」の提供を開始した。
同サービスは、大容量太陽光発電システムと定置型蓄電池の設置等にかかる費用相当額を、中部電力ミライズがサポート資金として支払うというもの。初期費用を実質0円とすることで、新築住宅への両設備の導入を支援する。顧客は太陽光設備で発電した電気のうち、自家消費量に応じたサービス利用料金を毎月支払い、余剰電力を同社に譲渡する。契約期間は15年。
契約期間中の光熱費は、両設備を未導入の場合と比較して、サービス利用料金を含めても同等以下の水準となる見込み。災害などによる停電時にも、電気のある生活が可能となる。
近年、新築住宅購入時に、太陽光設備や蓄電池を導入したいというニーズが高まっている一方で、予算の都合で導入を断念する場合もあるとして、両社は連携して設備導入を支援するサービスを検討。今回、「カナエルソーラー」の本格展開を開始した。
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