首都直下地震、南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海地震)の対策が急務になっている。基本は建物の耐震改修だ。国は耐震化率を2020年までに95%まで引き上げる目標を掲げているが、東日本大震災から1年が経ち生活者の関心も低下傾向との声も聞く。そこで本紙では築20年超の戸建て住宅に住む2014年3月までにリフォームを計画している全国の男女300人に対し、耐震改修に関するホンネを聞いた。
[新建ハウジング2012年5月10日号から抜粋]※便利な試読サービスもご利用下さい
リフォーム見込み客300人に聞く防災・耐震の意識変化
大地震の被害想定や防災計画の見直しがリフォーム計画にどのような影響を与えたかを聞いた。その結果、建てられた年代によって傾向が大きく違っていた。
東日本大震災の影響について、1981年から1990年の間に建てられた住宅に住んでいる人や1970年以前に建てられた住宅に住んでいる人は「影響がある」とした人(「大いに影響を受けた」「少しは影響が受けた」の合計)が3割を切っていた。
一方で、1971年から1980年に建てられた住宅に住んでいる人では「影響がある」との回答が4割を超えた。
ストレートに言えば、震災以降、1971年から1980年に建てられた住宅に住んでいる人のリフォーム意識が特に高まってい
ると考えられる。
また、見直しが進められている首都直下地震や南海トラフ巨大地震の被害想定や防災対策計画の首都直下地震、南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海地震)の対策が急務になっている。基本は建物の耐震改修だ。国は耐震化率を2020年までに95%まで引き上げる目標を掲げているが、東日本大震災から1年が経ち生活者の関心も低下傾向との声も聞く。
そこで本紙では築20年超の戸建て住宅に住む2014年3月までにリフォームを計画している全国の男女300人に対し、耐
震改修に関するホンネを聞いた。
強化の影響については、建てられた年代に関係なく、約3割程度の人が「影響がある」と回答した。
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