あなたは「パブコメ」を出したことがありますか―。
『パブリックコメント(意見公募)を経て、○月にも決定する』
こんな言葉を新聞やテレビを通じて、見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか。しかし、パブコメそのものの本質的な役割について周知が進んでいるとは言い難く、ましてや「提出したことがある」という人は、そう多くはないとみられます。
より良い住宅の普及に向け、国や自治体の施策に住宅業界の実情や実務者の要望を反映させることは重要で、そのための1つの手段となるのがパブコメです。
昨年末から年始にかけ、住宅・建築物の省エネ化施策に関する複数のパブコメが実施されました。それを受け、新建ハウジングでは2021年12月、脱炭素化に貢献する住宅の普及拡大を念頭に置きながら、パブコメをメインテーマとする公開取材を実施。
実務者や有識者、そしてパブコメを実施する立場の行政関係者にも加わってもらい、パブコメの役割や実務者が声をあげることの意義を中心に議論しました。その模様を明日発行の最新号1~3面で詳報します。
11面では、新連載「一寸先は闇!トラブル防げ!工務店ケーススタディ」がスタート。住宅の高性能化によって起こったトラブルについて、匿名を条件に地域工務店の幹部が語りました。今回は、分譲住宅を購入した顧客から「太陽光発電の発電量がシミュレーションより少ない!」とクレームが来た事例で、その泥沼化したトラブルについて詳報します。事例を通じて見えてきた、トラブルを回避する対策について、3つのポイントにまとめて紹介しています。
〈最新号はタブロイド・電子版で1月20日からご覧いただけます〉
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