ザ・ハウス(東京都渋谷区)は、単身高齢者が賃貸住宅を借りやすくするための新サービス「ひとり暮らし安心プラス」の提供を2月中旬から開始する。
単身高齢者が賃貸住宅に入居する際に、孤独死による建物の棄損や事故物件化、認知症による問題行動、万一の時の賃貸借契約の扱いや残置物(遺品)の取り扱いなどが障壁となり、入居が困難となる場合がある。同サービスは、利用料金は入居者の年齢・月額家賃によって異なるが、2年間でおおよそ2万円前後の利用料金を負担することで、入居者の定期的な見守りと死亡時の対応を実施。火災保険と同等の価格で、家主の不安を解消するとともに単身高齢者が賃貸住宅を借りやすくしていく。
同サービスの一部は、国交省が2021年6月に公表した「残置物の処理等に関するモデル契約条項」に準拠している。
サービスの提供に先立ち、1月17日から販売代理店登録の受付を開始した。家主が費用負担することなく単身高齢者に物件を貸すことができ、成約件数が拡大するなど、入居者だけでなく、販売代理店となる不動産仲介会社、管理会社にも多くのメリットが見込めるとしている。
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