共立女子大学(東京都千代田区)と日本女子大学(東京都文京区)が相次いで建築・デザインの学部を新設する予定だ。共立女子大学は「建築・デザイン学部」として2023年4月、日本女子大学は「建築デザイン学部(仮称)」として2024年4月の開設を目指す。
共立女子大は、美術の視点で「空間」や「モノ」を総合的に学ぶ2つのコースを用意。「空間」をつくる建築コースでは、空間を捉える美的感性とそれを形にする技術を修得し、居心地の良い部屋・家、街などの「空間」を創造していく。「モノ」をつくるデザインコースでは、グラフィックとプロダクトの2分野から、生活に必要な「モノ」を豊かに、美しくするアイデアを形にする力を修得していく。実践力を養う課題解決型授業や地域と連携した学びによって、建築・デザインを手段に課題を解決できる人材を育成する。入学定員100名、収容定員400名。設置場所は神田一ツ橋キャンパス。
日本女子大学は、従来の「家政学部住居学科」を独立させ新学部として開設。家政学部住居学科では、1956年に建築士の資格取得が可能なカリキュラムを導入以降、建築家の妹島和世氏、東利恵氏、貝島桃代氏、赤松佳珠子氏など、数多くの女性建築家を輩出している。2024年開設に向け、より広い視野と生活世界への繊細な眼差しを持ったデザイナー、研究者、職業人の育成を目指し、構想を進めていくとしている。設置場所は目白キャンパス。詳細は、決定次第同学ホームページにて発表予定。
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