古材・古民家の再利用・再生、国産材利用を通じて「持続可能な循環型建築社会」をめざすグリーン建築推進協議会(東京都新宿区、佐々木邦男会長)は、2011年9月1日~12年4月30日まで公募を行った「グリーン建築の家 推進補助事業」について補助対象となる物件を採択した。
採択を受けたのは、古材流通長野店(シモダ木材、長野県長野市)から納入した古材3本を使い京都でcomfortlife(京都府京都市)が建築する物件で、「古材の日」である5月31日に発表。
採択の条件となる「グリーン建築の家」は、構造材に国産自然乾燥材を60%以上使い、内外装面の50%以上で木材または別途定める仕上げ材を使うことなどが定められている。補助事業はこの条件をクリアした物件に対して、古材3本を協議会と古材倉庫が共同で提供するもの。
今回、補助された古材3本を再利用することにより、ブナの木63本分が一年間に吸収する二酸化炭素を固定できたことになるという。
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